キャリー(ブライアン・デ・パルマ)

 骨格だけでできているようなシンプルでソリッドな脚本が素晴らしい。そして役者さんたちが皆達者ですよね。なんというかニュアンスのある演技で。(それを特に感じたのは、コリンズ先生の本当の意味での優しさと、トミーと友人たちの邪気のないバカなやりとり。いい人たちだってたくさんいたのにな…というように、尺を割いてエピソードが描かれるわけじゃないけど、演技から引き出された奥行きがあるな、と感じ入りました。)

 この映画がイヤボーン演出の源流だと思うのですが、やっぱりいいですね。あとデ・パルマ十八番のグルグル撮影シーンが記憶よりずいぶん長かったけど、あれっていま思えば『美女と野獣』の元ネタですね。

☆☆☆☆