ヨハン・クライフ サッカー論(ヨハン・クライフ)

 レナート・バルディの『モダンサッカーの教科書』を読んで、現代のサッカーにおける戦術の基礎知識として蒙を啓かれたのですが、ほとんど全く同じことが中学生以上向けくらいに書かれていて、改めてなるほど!となりました。(実際、小学校高学年でも理解できると思います。)

 もともとバルディさん自身が「グアルディオラマニア」を公言した上で、その理論を読み解いた(かつイタリアのチームで実践していた)のが上記の著作ですが、そのグアルディオラの師匠がクライフだった訳ですから、同じことが書かれているのは当然といえば当然なのですが、こうやって現在に至る潮流が形成されていったんだなというのは、なんだか遥かな心持ちになりました。(それとバルディさんもこの本をもちろん読んでいると思います。)

 クライフの理念や美学を、汎用的に実践できる理論に昇華したのがペップだったんだな、と納得。でもそれ以上に興味深かったのは、クライフの育成年代に対する愛情と熱意ですね。サッカーって、関わる人にとっては、単なるスポーツというにとどまらずもはや人生なんだなというのがよく分かりました。

☆☆☆1/2