「スクリーム」シリーズは自己言及的でメタなつくりを、アートフィルムでなくジャンルムービーで行う、そこまでポストモダンがカジュアルなものになってきた、というところが90年代の気分だったのだなと今改めて思うのですが、さすがに2000年代も四半世紀過ぎて、それも厳しくなってきたなという印象は否めなかったですね。
「ハロウィン」に代表されるように、いわゆるレガシーキャラクター(1作目の登場人物)が本家登場!と出てくるのも、出始めた頃は新鮮でしたが、物語の筋にどのように組み込むか?という点で無理が感じられてきて、本末転倒では仕方ないかなという気分に。主人公姉妹ではありませんが、過去の軛から自由になって、完全なるリブートとしてやり直した方がまだよかったかもしれません。(まあ前作からしてそうだったけど。)そもそも最初の3部作はびっくりするくらい(まるで最初から構想されていたように)きれいにまとまっていたので、晩節を汚すようなことはしないでほしかった、という気持ちもあります。死にそうで死なない主人公チームのマンガぶりがやけくそな制作陣を反映しているようでもありましたね。
ところで、主人公のメリッサ・バレラさんは、パレスチナの現状に対する異議申し立てのステートメントによりシリーズから降板となったそうで、勇気があって偉いなと思いました。映画会社は本当しょうもないな。
☆☆☆1/2