サンダーボルツ*(ジェイク・シュライアー)

 明らかにマーベル版スーサイド・スクワッドですが、「最近の作品の中ではかなり持ち直している」という評判を聞いて、それではと観に行きました。結論としては、マッチポンプ展開が好きじゃない(またか…)のもあって、全体としては普通だったかな。これから合流するであろう「アベンジャーズ」まで追っていくのはもう厳しいかな…という気持ちに。

 もうひとつ気になったのは、あえてなのか世情を踏まえての必然なのか、「為政者に近いところにいる人が、権力を盤石にするために、あるいはそれ以上の力を手にするためにダークサイドを抱えた超人に接近するが…」という設定、つまり「ザ・ボーイズ」にかなり接近している部分があって、微妙な気持ちになりました。娯楽作品でまでそういう話をもう見たくないというか。

 とはいえ、「心に寄り添う」がテーマだから仕方なかったのかな。でもなあ、エレーナがウェットワークとして従事する冒頭の破壊工作も、「悪の秘密結社」ならまだしも非公式ではあるけれど「政府の研究機関」であって、科学者も命がけで「本当にまずいことになっている」って伝えてたのに面白半分に殺してたでしょ?そういうのがこれまた飲み込みづらい要素でした。

☆☆☆1/2

※面白半分というか、ああいう減らず口は「つらいことを直視することを避けている」描写であるということは承知しているのですが…