一種のイヤミスなのかな…枠組みはあくまで犯罪ミステリなんだけど、目的のためなら手段を選ばない悪人の描いた完全犯罪に浅慮な子どもの思惑が絡んで、思いもよらない方向へ物語が転がりだす、という通常なら「概念としてのサスペンス」の形でエンターテインメントとしてカラッと描くこともできたと思うのですが、舞台として沖縄を選んだことが不意打ちみたいに強烈な印象を残すことになりました。
正直、沖縄ってリゾート地としての側面だけで見たい(都合のよい勝手な)気持ちがあるけれど、この映画では負の磁場というかそういう要素を多分積極的に取り込んでいて、結果として名状しがたいテクスチャーになっていたと思います。特にそれを感じたのは子役三人で、沖縄ならこういうことあるかも…という絶妙な造形になっていたんですよね。評価は別としても後々まで忘れられない作品になりそうです。
☆☆☆1/2