予告編から感じた「センセーショナルなこと」が狙いの作品という感じではなかったですね。ちゃんと見てみてよかったと思いました。
それと見た人それぞれの受け止め方はあると思うのだけど、少なくとも僕はヒロインのタシが、(それこそ宣伝が匂わせていたように)男性の友人2人を翻弄することそのものを目的にしていた訳ではなくて、テニスに対する向き合い方や大怪我を経てのその変化といった人生の移り変わりがあって、必然的に恋愛へのスタンスにも変遷があったということだと感じました。自分には突飛すぎて理解できない登場人物だが、映画として見る分には面白い、という作品もあるけれど、この映画に関しては割と普遍的な青春を描いていたのかなという気がします。
ところで、アマゾンのスタジオとなって以降のMGMが製作している作品ということになりますが、80年代以前にはこういうタイプの映画もメジャースタジオが作っていたけれど、それこそごく最近まではミニシアター系の枠組みでしか扱われなくなっていたのが、配信という商業スキームができたおかげで、ロングテール(って最近は言わないのかな?)の需要が見込まれるようになって、またメジャーの規模で作られるようになったのは面白いですね。
☆☆☆1/2