タイムループものはそれだけで一定の面白さが担保されている、という言い方がよくされるけれど、物語構造に一定の目新しさがあったこの20年くらいが賞味期限で、タイムループ+○○もの、とした場合の○○に強力なフックがないと難しいんじゃないかなという気がしました。これは同じくらいの時期に作られた『リバー、流れないでよ』にも感じたところなのですが。
今作でいうと○○に当たるのは「お仕事映画」ということになるでしょうか。稟議をあげるようにして説得する、という展開には面白さがあったけど、この規模の会社で(見ている時はいくつかセクションがあるのかと思ったけど、設定では本当に社員7人の会社みたいですね。それではなぜトップが部長なんだろう?)稟議する必然性はないのではとも思いました。
あと、ループの原因が特異点となる人物、というのが最近定番なので、「密室殺人もの」と同じでネタが割れると映画そのもののテンションがどうしても落ちるという構造上の問題もあるような気がしました。
☆☆☆