アマゾンに入っているのを発見して、いわば2に当たるキャメロンの『殺人魚フライングキラー』は見ていたのだけど、本家のこちらは見てなかったなと思い見ました。
まず演出が手堅い。前半で怖がらせる段取り(襲われるとどうなるか)を丁寧に見せているので、サマーキャンプの子どもたちが何気なく生活している風景やリゾート地の呑気な光景を映しても、くるぞくるぞ感があってスリリング。あと70年代の画を見ているだけで嬉しくなるという個人的な好みも大きいのかな。
ところで、最初に出てくるピラニア・モンスターはやっぱりフィル・ティペット作だったのかな…とか、クリス・ウェイラス、ロブ・ボッティンなど、これから映画界に打って出るぜ!という若者たちの勢いが感じられてよかったです。それにしてもジョー・ダンテってこれくらいの規模感でずっと同じことをやってますね。全部同じ話だな。
☆☆☆