韓国版はポリティカルサスペンス版横道世之介という感じだったでしょうか。信じられないくらいのお人よしで、長じるにつれペシミズムに囚われてしまった周囲の人々も、主人公の在り様に感化され「人として正しく生きるとは?」ということを改めて考えることになる。韓国映画ってこういうテーマの設定が割と多いから相性がよかったような気がします。
ところで、すごくキャストが豪華で、カン・ドンウォンはもちろんスターだけど、友人のユン・ゲサンとかヒロインのハン・ヒョジュもそうだし、後輩はチェ・ウシク。主人公が生き残る上で大きな役割を果たすことになる元ベテラン工作員をキム・ウィソンが演じているのだけど、先日見た『パーフェクト・ドライバー』とほぼ同じ役だったのが面白かったです。
☆☆☆1/2