怪物(シム・ナヨン)

 猟奇殺人により妹を失った上に、容疑者とされた主人公。社会人となった彼は警官として田舎町の派出所で失意を抱えながら日々過ごしていたが、20年ぶりに同様の手口による殺人事件が起こる。それは町の人間関係に波紋を広げて…

 (ネタバレ)面白いかどうかでいえばまあ面白かったのだけど、ドラマ、やはり私はむいていないようです。長さに耐えられない。というか、視聴者の興味を惹き続けんがための登場人物の思わせぶりな行動が、ストーリーに矛盾をきたしていると思う。具体的に言うと、真犯人を炙り出すため遺体の一部を主人公が持ち出すのだけど、その時点で「妹が死んだ原因となった邪悪な人間」の察しは付いていたのだから、そんな回りくどいことする前にそいつに復讐すれば良かったんだよね。この手のドラマはやはり8話くらいがちょうどよいのではないか。

 ☆☆☆

 ところでオープニングのあの感じ、米ケーブルテレビとかネットのドラマのマナー(抽象化されたキービジュアルが加工されてモンタージュされるような)を上手く再現してたけど、「あの感じ」ってアメリカではいつ頃から始まったんでしょうね。