Music Restaurant Royal Host(藤井隆)

 新しい音へのチャレンジの側面もすごく良くて、一発目ということもあるけど特に「未来エキスプレス11」が好きでした。※

 一方、歌謡曲サイドではやはり「アイリーン」が素晴らしかったです。カバーだったんですね(よく見つけてきたなと思いました)。原曲の「いまはすれ違いばかりだけど、いつかは(時間が解決してくれる)」という楽天的なトーンに対し、悔恨の苦いニュアンスがあるいいアレンジでした。

 ところで「We Should be Dancing」は、80~90年代をコンセプトに鈴木杏樹を招いた曲だと思ったのですが、もともと鈴木杏樹の持ち歌であってカバーだったんですね(そういえば英国でデビューしてたエピソード聞いたことがあったなと)。藤井隆の曲はハイコンセプト・ハイコンテクストだから混乱しますね…

☆☆☆1/2

※歌謡曲を今やるならという試みは『マカロワ』で発散できたから、ということもあったのかも。