アメリカン・ゴッズ(ニール・ゲイマン)

 テレビシリーズがシーズン2で失速して観るのをやめたのだけど、結末が気になるので原作を手に取った次第です。文章は簡潔なのにやたら衒学的なので読むのにとても時間がかかったな…

 今更気づいたけど、つまるところ「女神転生USA」だったんですね。それとダークファンタジーの構えだからそういうつもりで読んでいたけど、実際はファンタジーの意匠をまとったミステリの構造だったように思います。(フーダニット、ワイダニットというか。)伏線が効いていました。

 個人的には、レイクサイドの生活にまつわるパートがニューヨーカーに掲載されるようなミニマリスティックなトーンで描かれるのでとても好きでした。面白かったです。

 しかしテレビのシーズン1は、小説では行間で語っていることに関する絶妙な補助線として機能していたから惜しかったなあ。せいぜい2シーズンで語るべき物語なのに欲張りすぎたのではなかろうか…

☆☆☆1/2