ライズ・オブ・シードラゴン(ツイ・ハーク)

 CGといいセットといい、同じツイ・ハーク作とはいえ、前作『人体発火怪奇事件』のクオリティには予算のせいなのかはるかに及ばないのだけど、結構面白かったですね。特にワイヤーアクションは相変わらずどうやって撮っているのか分からないくらい複雑な構成で、目に楽しい。それとディー役のマーク・チャオはちょっと地味かなと思っていたのだけど、見ていると穏やかな物腰がだんだん魅力的に見えてきますね。

 ところで今作は前日譚なので、医官のシャトー(前作でレオン・カーフェイが演じていた役)とどのように知り合って、どのように友情を深めたのか、が描かれるのだけど、丁寧なだけに余計その後の顛末を考えると泣けてきました…(もう一つ続編があるのか。そちらも見ないと。)

☆☆☆1/2