(ネタバレです。)全体的にすごく無理がある脚本で、「スカイネット亡き後も送り込まれ続けるターミネーター」という設定も飲み込みにくいし、ダニーが標的として狙われる理由も若干弱いし、それを教えてくれるのがこれまたターミネーター(改心後)というのも苦しいと思いました。リンダ・ハミルトンとシュワルツェネッガーの共演という前提ありきだからとは思うけれど、もうちょっと企画を煮詰めてからスタートすればよかったのにね。
根本的な話をすれば、タイムマシンがこんなにカジュアルに使える世界、というのがそもそも無理があると思うんですよね…2作目までは一期一会感がまだあったけど、これだけ乱発されたらもうどうだっていいや…という感じが否めない。今作に新鮮さが感じられる点を敢えて挙げれば、メキシコの日常を描いたザラついたシーンに突然機械生命体が!という異物感だったと思います。
☆☆☆
※リージョンっていうから、それってレギオンでは?と思ったのだけど、英語だと「リージョン」という発音になるんですね。