プロメア(今石洋之)

 プロダクションデザインというか、フォント含む全体が過剰にデザインされたつくりなので(80年代リバイバル風)、15分くらいのPVならまだしも、111分は長すぎるかな。中島かずきの脚本が乱暴すぎたのかもしれない。文字通りのデウス・エクス・マキナが登場するくらいだから自覚の上かもしれないが。

☆☆☆

※ところで、冒頭、バーニッシュの炎には「ネットの炎上」のニュアンスがあるような描写になっている気がして、ということは内なる暗い欲望と密接な関係があるのではないか思ったのだけど、早い段階で差別と被差別の関係にシフトしてしまうから、その辺りがノイズに感じてしまった。