ホビット 竜に奪われた王国(ピーター・ジャクソン)

 数多のフォロワーが発生したにも関わらず、やはりこの規模と精度でファンタジーを映画化した作品として『指輪物語』シリーズは突出してるな、と改めて思いました。ちょうど『スター・ウォーズ』EP4〜6がそうであるように。違いとしては、結局SWの1〜3が自身を超えられなかったのに対し、ホビットは前シリーズの世界観を包含しかつ拡充しているところ。やはり大きい画面が面白いに決まっているので映画館で観るべき映画だと思います。酒樽の脱出があんなに膨らませてあるなんて、『ローン・レンジャー』のクライマックスと双璧をなすアクションシークエンスだったよなあ・・・
 それはさておき、知らない女の人が出てくるのはまあいいとして、ビヨルンの設定がなんか違う感じなのがちょっとひっかかったかな。あと湖の町の統領はなんだかテリー・ギリアムの世界の住人みたいだったよね。
☆☆☆☆