エリート・スクワッド/ブラジル特殊部隊BOPE(ジョゼ・パジーリャ)

 さてさっそく続編を観てみました。改めて思ったけれど、このシリーズは諦観滲む主人公のモノローグが素晴らしい。やせ我慢と強大な権力に対する無茶な戦いという点でハードボイルドの美学に通じるものがあるから、この語りのスタイルも意図されたものなんでしょう。
 拡大再生産の愚に陥らず、しかも予想していた「ゴッドファーザー」的な続編でもなくて、意外や『キル・ビル』1、2作のような全くテイストの違う続編になっていました(1作目の方がストーリー的にはキャッチーというところも似てるかな)。もちろん傑作!なんだか四の五の書くのも無粋なのでこの辺で…
☆☆☆☆
※しかしこういう映画を観てたらブラジル行くのが怖くなるね・・・