宇宙戦艦ヤマト(舛田利雄)

 ちょっときっかけがあって、本当に小学生以来に観ました。話ほとんど忘れてた…
・「ばかめ!」はヤマトの名セリフだったんですね・・・思えば僕らは「コピー機の出始め頃「対閃光防御!」ってやってたよね」、というのがギリギリ通じる最後の世代かもなあ・・・
・(話が20分で終わっちゃうじゃない、という以外に)特に説明がなかったけど、時空を超越するシステムなら、一気にワープでイスカンダルに行くわけにはいかなかったのかしら?
・今のよく動く作品を見慣れた目には、ザ・リミテッドアニメなつくりがプリミティブすぎて・・・ほとんど動く紙芝居みたいやね。
・プリミティブといえば、ドリルミサイルが波動砲のバレルシャフトに挿入されるくだりは、メタファーと口にするのも憚られるほど直截的な描写でちょっと引いた。
・大量の宇宙葬用の棺おけはどこに収納されていたのか?というか、壊れるたびに外殻を補填していた資材はどこに収納されていたのか?というか、壊れるたびに復活する第3艦橋はどっから持ってきたの?
・ようやく到着したイスカンダルでスターシャが「あなた方の勇気と力を試させてもらいすみませんでした。しかし明日の幸せは自らの力で勝ち取るものです」とか言い出すので、「助けてもらっておきながらお言葉ですが、この場この時に根性論かよ!」ってクルーがキレないかヒヤヒヤした。
・セリフついでにいうと、ヤマト一隻でガミラス帝国を滅ぼした古代が「僕らに本当に必要だったのは、ただ互いを愛することだったんだ・・・」と本当に取ってつけたようなことを言い出すので思わず笑ってしまった。
 と、ツッコミながらの鑑賞でしたが、小さい頃に熱中したくらいだからやっぱりそれなりに面白かったのも事実。とはいえ(大人になってスレたせいもまああると思うけど)冷静に観ると歪な作品でもあったのだなあと、と今更ながら。
☆☆☆