シャーロック・ホームズ(ガイ・リッチー)

 考えてみると、ガイ・リッチーはちゃんとロンドンにこだわって映画を作っている人ですね。そしてロンドンといえばシャーロック・ホームズの街でもあるわけで。ロバート・ダウニーJr.はさておき(いや、ちゃんとホームズでしたけれど)、ハリウッド映画に出ていてもクイーンズ・イングリッシュなジュード・ロウのワトソン君も意外とはまっていました。『ロックンローラ』にはまだ『ロック・ストック〜』以来の方法論の残滓があったけれど、今回の語りはストレートで、ケレン味のある推理も悪くなかったし、結構快調だったと思いました。
 ところで原作に登場する日本由来の武術バリツを映像化した格闘シーンが面白かった。相手の行動を推理、先読みして、そのシミュレートに忠実に攻撃する、という流れを画にしたものですが、何だかジョジョ風なんですよね。話は変わりますがアイリーン・アドラーは不二子ちゃんみたいだし、ワトソンの嫁は必要以上にセクシーだったね・・・
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