ジャッカルの日(フレッド・ジンネマン)

 カラッカラに乾いたドライでドキュメンタリータッチの演出(ハニートラップに見事に引っ掛かってしまう大臣の顛末ときたら...)。プロフェッショナルの意地のぶつかり合いだけでここまで盛り上がるとは!!どこをどうすればウィリスVSギアの『ジャッカル』になるんすか?(あれはあれで独特の味があって世間で酷評されていたほどには嫌いじゃないのだけど)。情緒に流されないあっさりしたラストまでどこまでもタイト。こういう映画が復権すればいいのになあ。
☆☆☆☆
※なんちゃってだったけど、『コラテラル』のトム・クルーズはエドワード・フォックスを参照してた雰囲気ですね。