北壁の死闘(ボブ・ラングレー)

 これは・・・凄く面白かった!!読んでいる間中アドレナリンの噴出が自分で感じられるほど興奮しました。
 今の技術でぜひとも映画化してほしい、と一瞬思ったのですが、これは「映画化すると意外と面白くない」タイプの小説の典型かもしれません。なぜなら面白さの根拠は、主人公達の山岳登攀の一挙手一投足に感覚がシンクロするような自分自身の想像力にあるから。思うに『アイガー・サンクション』映画化の誤算はそこにあったんだろうなあ。
☆☆☆☆☆