田村はまだか(朝倉かすみ)

 この小説が支持されているのは(どこら辺がということも含めて)理解できるのだけど、僕には厳しかったです・・・
 シンクロニシティというか、バーつながりでという訳でもないのですが、この世界観は「マスター、のだちゃん最近どう?」(穂村弘による。文藝5月号)ですね。加えて登場人物のバックグラウンドがどうにも「頭で書いてる」印象を拭えなかった。
 ところで読んでいるとき連想したのは永倉万治でした。かなり濃厚に80年代末〜90年代前半を感じたということで。
☆☆1/2