監督の「やりたい事」に相変わらず画の密度と精度が追いついていない、というのは予告編を観れば分かるのだけど、存外物語の結構はしっかりしていた。ただそのせいで、『CASSHERN』にあった変な勢いやパワー(そこが好きだったんだけど)がスポイルされているのは否めないところ。以下、気になった点。
・要潤は格好よいのだけど、台詞回しが残念なことに・・・
・佐藤江梨子より、広末涼子より、そして福田麻由子より戸田恵梨香をもっと観たかった・・・そして高樹マリアには気付かんかった。
・ヒロインだけど広末涼子の台詞回しが残念なことに・・・
・意外と年配の観客も多かったのですが、才蔵のクライマックスシーンでは泣いていた。演出がちゃんと効いてたということですよね。紀里谷さんのためによかった。
・キリヤさんはカリオストロの城が好きなのか。
・そしてパイレーツ〜(ワールド・エンド)の「ベケット卿死出の歩み」のシーンも好きなのか。俺も好き。
・お前ら、死ぬなよ!(死亡フラグ)
全体として、前作よりもちゃんと娯楽作品になっていましたね。蛇足ついでに好みをいうと、サスケは実は最初から・・・という方が良かったのでは?演出・役者とも大芝居は厳しいよ。
☆☆☆1/2