インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(S・スピルバーグ)

 「ニホンノミナサン、コンニチハ!」と二人してニコニコしながら宣伝しておいて、冒頭原爆実験を叩き込んでくるとはすごいブラックジョークだな、と感心しきり。ハリウッドの原爆に対する無神経さは変わらないね・・・(一番ひどいのはやっぱり『トゥルーライズ』の「祝砲」だと思うけど。)
 さておき、物語中一番切なかったのはマットの戸籍上の実父であるウィリアム?さん。大きくなるまで育てたのに「私が本当のお父さんだよ」と横取りされて、しかも息子の方もまんざらではなさそうという。文字どおり浮かばれないなぁ、とそういう枝葉の部分がやけに気になって。映画としての面白さは「最後の聖戦」くらいでした。
☆☆☆