ドゥーム(アンジェイ・バートコウィアク)

 『ロミオ・マスト・ダイ』『DENGEKI(電撃)』の監督による、ザ・ロック主演の映画というところで大体想像がついてしまうところだけど、しかもゲーム原作なんだけど、ジャストそういう映画でした。
 ただ、メジャーな人があまり出ていないというのを逆手にとって、後半の展開はなかなか上手いことやったなという印象。
 ザ・ロックはそこそこのギャラでそこそこ客が呼べる、というヴァンダムの後釜として定着してきた感がありますが、本当は繊細な演技もいける人だと思うので、誰かそういう起用をしてくれないかと実は期待しております。(ロスからの飛行機で観た『Gridiron Gang』は割とその線でのキャスティングでしたが。)
 あとカール’エオメル’アーバンは、頑張ればポストブラピも狙える人だと思うんだけど、いかんせん「得体の知れなさ」が足りないというか、迫力に欠ける嫌いがありますね。
 そうそう、劇中突然FPSが始まるのが笑えました。でも特典で舞台裏を見ると一発ネタにしてはえらく手間ひまかけてたよ・・・それがハリウッドのハリウッドたる所以かな。
☆☆☆