ほとんど100mおきくらいに進出してる、すきまさえあれば出店という勢いのスターバックス・カフェ。「やつらは世界侵略を企んでいるんだ!」というオースティン・パワーズでの言葉も現実味を帯びてきておりますが、店内がこざっぱりしててフレーバーが豊富だから、という日本での受容され方とは、かの国の事情は若干違ってるような気がしました。
ぶっちゃけた話、ホワイトカラーの人々が気持ちよく飲める価格帯ということですよね。1杯に600〜700円出せるか、というところで住み分けしているというか。値引き競争になりがちなファスト・フードでそういう価格帯にチャレンジしたということがマーケ的には眼目だったような。だから味は重要な要素とはいえ、「核」ではなかったのではないでしょうか。
もしかしたら「ものの本(アメリカの好きなマーケ本)」にはとっくに書いてあったことかもしれないけれど、そして米国旅行をよくしている人には自明の事柄だったかもしれないけれど、実際に目にするとそういうの(たとえばミドルクラスの人は公共交通機関を利用しない、など)が露骨でちょっとビビった。あとスタバより価格帯が若干安めのThe coffee bean & tea leafの勢いが目に付きました。