15歳になったとたんに盗んだバイクで走り出すような連中ばかり、そんな福岡でもガラの悪いところが地元なので、なんか懐かしい光景だったなあ・・・
といってもジェイみたいな「筋金入り」でないのはもちろん、「海賊じゃない」ステイシーのように優等生なりに筋を通す、といったポジションでもなく、シドの「居たたまれない感じ」に一番シンパシーを覚えた。見てると昔を思い出して胸が痛みました。コミュニティの大小に関わらず、ああいう立ち位置って必然的にあるものだから。(それだけにラストは一層泣けた・・・)
ドキュメンタリー的なスタンスではあるものの、娯楽映画だけに「ええ話」の結末。しかし袂を分かった3人の間では、実際にはいろいろ思うところがあったのだろうなと想像されて。味わい深い青春映画でした。
☆☆☆1/2