シンデレラマン(ロン・ハワード)

 古き良きアメリカの父親像を体現するラッセル・クロウ(オーストラリア人だけど)、いい人ぶりっこぶりがますます板に付いたレニー・ゼルウィガー(本当にいい人かもしれないけれど)、という主役二人の磐石ぶりはいつもどおりなので「安定してるなぁ」という感想以外でてこないのだけど。

 ポール・ジアマッティ!!彼の輝きぶりは尋常じゃない。スターと呼ばれる地位に登りつめる過程において、役者なら誰でも「旬の時期」をどこかで迎えるものだけど、脂が乗っているとはまさにこのこと。(『コンフィデンス』での彼も大概良かったけど)ジアマッティを見るためだけでもこの映画を見る価値があるね。と断言したい。ってDVD鑑賞でいまさら言うのもなんですが・・・
☆☆☆☆(ポールに☆ひとつおまけ)