「もうちょっと続くんじゃ」からいったいどれだけ続くんだよ!と読者諸氏を呆れさせた某有名マンガだけのことではなく、「うーん、終わらせどころを逸したなぁ」という長期連載マンガは結構多い。雑誌の看板になるマンガだと作者の一存ではやめられないという事情はあるのだろうけれど。
『ベルセルク』は相変わらず面白いけど、むしろ飢餓感を煽るくらいスパッと結末を着ければよかったのに、という思いもやっぱりあって。妄想で語ると、ピンチに現れる骸骨騎士は未来からやってきたガッツで、『のび太の大魔境』の「先取り約束機」みたいに、将来助けに行くことを担保に現在の自分自身を助けに来ているのだと思う。さらに元ネタをたどるとベスターの『虎よ、虎よ』ということになるんだけど。(ちなみに『アキラ』の「燃える男」の元ネタでもあるけれど。)・・・というような伏線だったはずなのに(妄想だけど)、なんかグダグダになってしまった感じが否めない。
ちょっと話が逸れましたが、今一番危惧してるのが『ワンピース』。ジャンプの中にあって、せっかくただの「最強インフレ対決」とは違う方向性を見出していたのに「ギアセカンド、サード」ってスーパーサイヤ人かよ!実にもったいない。別のベクトルで展開してほしいところ。
そういえば『からくりサーカス』も終わらせ時を見誤った感があるな・・・でも近々収束しそうな雰囲気もありますね。