ホーンテッド・マンション(ロブ・ミンコフ)

映画のアトラクション化が叫ばれて久しい訳ですが、この映画はまさにアトラクション以外の何ものでもない。観終わった瞬間に内容のことなどびた一文覚えてないこと請け合いです。

そもそも、ディズニーランドの集客力の低下に対するてこ入れとして製作されたという「パイレーツ・オブ・カリビアン」、その成功を受けての第2弾であります。内容はよりライドチックに、「いわくありげな幽霊屋敷を(そりゃあ幽霊屋敷なんだからいわくはあるに決まってるのだが)、おとぼけ家族が大冒険」というもの。結果、金がふんだんに使われた「ダークキャッスル映画」みたいなものができました。

つまり目を楽しませる要素は次々に出てくるのだけど、なんとなく食い足りない印象。でも主人公の姉弟にこどもさん達が感情移入して楽しめればそれでOKというか、それこそが正解なのであって、あー俺はお客さんじゃなかったんだなあと。そういうファミリー映画でした。

☆☆1/2