なんだか訳の分からない映画だった。
あまりそちら方面に明るくないものでよく分からないのだけれども、あれはヌーベル・ヴァーグのパロディだったのでしょうか?気がついたものを挙げると、登場人物としてアンナ・カリーナ、シャルル・アズナブール→「ピアニストを撃て」とか、エンドロールでのおばあさんの復讐は「黒衣の花嫁」の場面をなぞっているとか、ふらふらしたカメラもそうなのかな?
しかしああいったアヴァンギャルドなスタイルというのは、カッチリした構成を求めているミステリジャンルのエンターテインメントにはそぐわないのではないか、というのが素直な印象である。
せっかく力のある役者が顔をそろえているのにもったいなかった。