2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

男たちの挽歌II(ジョン・ウー)

久しぶりに見たけど、話が乱暴でしたね、というレベルじゃなかったですね。つじつまとかそんな退屈なキーワードは忘れてしまえという感じの映画でした。そうだったそうだったようやく思い出した。(特にロンさんが発狂するシーン、ひどかったな…と当時思った…

はてしない物語(ミヒャエル・エンデ)

初めて読んだ時の感動を大切にしたくて、あえて再読をしていなかったのですが、改めて読み返しても素晴らしかったです。 端的にいえば想像することの大切さを描いていると思うのだけど、抽象的な事柄を扱うことがないがしろにされがちな昨今だからこそ、小・…

ウォーリアー(ギャヴィン・オコナー)

最初に見たときはあまり気にならなかったのだけど、弟が隊を離れた理由がよく分からない。とはいえ、過不足ない物語と実直な演出で、やっぱり好きだなと思いました。 ☆☆☆☆

カウントダウン・シティ(ベン・H・ウィンタース)

3部作なので前作からのブリッジという位置づけになるのでしょうか。ちょっとがっかりした、という感想も目にしていたのでどうだろうと心配していましたが、悪くなかったですね。 小惑星が衝突して世界が滅ぶとされている設定だから、というのももちろんある…

男たちの挽歌(ジョン・ウー)

久しぶりに見たけれど、かなり話が乱暴だったですね(あの頃の香港映画はまあみんなそうだけど)。言われてみると確かにかつての邦画娯楽作の影響を感じます。 ☆☆☆1/2

思い出したこと

映画を観ているとき、「今、映画観ているな!」という画面構成や演出が一体になった映画の構築力そのものに感じ入ることがあるけど(『寝ても覚めても』等)、一方で『愛がなんだ』等そういう「映画的感興」はないけれど面白いという作品もあって、違いはな…

ザ・バウンサー(ジュリアン・ルクレルク)

ケン・ローチが撮ったアクション映画みたいな雰囲気。糊口をしのぐための術がたまたま暴力だった、という世界ですね。「かつて要人警護をしていた男が娘を警察に人質に取られ、やむにやまれず犯罪の世界へ足を踏み入れる」、という1,000回くらい作られてきた…

燃ゆる女の肖像(セリーヌ・シアマ)

芸術家がその対象を「掴んだ」と思うまでの話ということで夏目漱石の『草枕』みたいだなと思いました。(対象がいわゆる「世間から浮いている人」で、恋愛や社会生活に困難を感じているところも似ている。) しかしながら世で言われているほど感銘を受けなか…

ラストナイト・イン・ソーホー(エドガー・ライト)

正直、物語の結構が弱いと思いました。きらびやかな画作り、ジャーロ的なショックシーンが目を引くだけに余計そう感じたのかもしれません。見せたい画がまずあって、それらが出てくる必然性について最低限つじつまが合えばいいや、と考えているような。冷静…