2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(S・スピルバーグ)

「ニホンノミナサン、コンニチハ!」と二人してニコニコしながら宣伝しておいて、冒頭原爆実験を叩き込んでくるとはすごいブラックジョークだな、と感心しきり。ハリウッドの原爆に対する無神経さは変わらないね・・・(一番ひどいのはやっぱり『トゥルーラ…

タラデガ・ナイト オーバルの狼(アダム・マッケイ)

ウィル・フェレルは主演より助演の時のほうが輝いてる気がして、主演作は正直微妙なやつもあるけれど、これは面白かった!大ネタ・小ネタの波状攻撃でこちらが回復する間を持たせずにコンボを畳み掛けてくるから、足元からくずおれるしかないという感じ。以…

ヤンコ:ダブルモンクストラップ

スペイン靴って、今まで僕の中ではあまりピンとこなかったのだけど、ヤンコは同価格帯の靴よりも質が高いという噂を聞いて買ってみました。確かにしっかりした作り。最近はスタイリッシュさの演出としてシェイプを絞ったものも多いけれど、ウィズが比較的ゆ…

ベスト3

個人的には後半失速気味だったのが残念な『週刊真木よう子』でしたが。以下ベスト3を。 1.「中野の友人」:コンセプトである真木よう子主演、ではないというイレギュラーな回だったけど、劇中でも言われるように主人公である井口昇の「ギリギリぶり」が山…

郷土愛

今朝のとくダネ!でもいってたけど、雑誌のランキングで「世界で最も暮らしやすい都市」東京が3位だったとのこと。しかしそれ以上に、「ショッピング」の分野で地元が1位だったのが嬉しかった。でもこれって経済誌ではなくて「MONOCLE(モノクル)…

東京流れ者(鈴木清順)

なんで日活アクションにジェット・リーが?って思ったら渡哲也だったよ。 場面の整合性より「気持ちのいい画」の快楽原則に忠実なところが『殺しの烙印』まであと一歩。確かに格好いいんだけど、娯楽作としてはここが臨界点かな。「柱を挟んだ至近距離でのあ…

リテラシー?

結構前に『コワイ女』をDVDで観たのですが、特典はそれぞれの監督がゆかりのある他の監督と、シーンごとの演出意図について語り合うという形式のコメンタリーでした。 その中の一作である「うけつぐもの」は豊島圭介に篠原哲雄というちょっと意外な組み合…

ザ・シャウト さまよえる幻響(イエジー・スコリモフスキー)

鑑賞後「なんじゃこりゃ!?」ってなる奇天烈映画でした。感触は『地球に落ちてきた男』に似てる。全然タイプの違う話なんだけど。 精神病院のクリケット大会でアンソニーは「叫び声で人が殺せる」とうそぶく男と知り合う。男はクリケットをプレイしている患…

ミスト(フランク・ダラボン)

あれ、この映画観たことあるな・・・とデジャヴに襲われたけど、話のつくり自体が典型的ということはさておき(それは確信犯だから)、原作のキングのストーリー・テリングがいかにビジュアルの喚起力があるかということですね。本当に読みながら想像してい…

スモーキン!

あまりハズレもなくいいアベレージで来てるなぁ、と「週刊真木よう子」を毎週楽しみに見てるのですが、そのオープニングで本人が歌っているのが、「Gee Baby Ain't I Good To You」。これ、『マスク』でキャメロン・ディアス扮する歌姫が(というかスーザン…

探偵事務所23(鈴木清順)

話はちょっと緊張感が欠けててあれですが、星ナオミは確かにかわいい。 ☆☆☆

世界の涯まで犬たちと(アーサー・ブラッドフォード)

解説にもありましたが、最近の欧米文学ではSFやホラーの要素を導入した「突拍子もない出来事が起こるのだけど、主人公たちは身の回り半径5mのことで頭が一杯」みたいな話がトレンドのようです(収録作「ドッグズ」はSFマガジンで紹介されてたらしい)…

25時(スパイク・リー)

小説を読んだときのイメージでは「幼い頃からタフガイぶらないとサバイバルできないほどのルックスで、刑務所で慰み者にされることを真剣に恐れなければならないベビーフェイスの27歳」という設定なのでモンティの想定モデルはレオナルド・ディカプリオな…

25時(デイヴィッド・ベニオフ)

厳冬のNY。麻薬取引で逮捕されたモンティは、収監を前にして親しい人々との最後の夜を過ごす。刑期は7年。タイムリミットの24時間は刻々とすぎていく。彼を迎える人々の胸を去来する思いは? 作者は様々な職を転々として(EX.用心棒、学校教師、DJ)小…

人魚伝説(池田敏春)

ディレクターズ・カンパニー(ロマンポルノの残照)、ATG(マニア向け)、池田敏春(鮮血の魔術師)という要素の組合せから、大方の人が想像するとおりの映画でした。 ひらたくいうと「女ランボー(エロス風味)」。リアルタイムで観てたら結構トラウマだ…

シューテム・アップ(マイケル・デイヴィス)

アクションシーンのストーリーボード片手に「こんな面白ガンアクションを思いついたんだけど」「よし、それ映画にしよう!」という製作経緯そのままの映画だったすね。 「そんな無茶な・・・香港映画やなぁ」とあちらの映画ならバカアクションでもそういうも…