パターソン(ジム・ジャームッシュ)

 一筆書きみたいな、スケッチみたいなスタイルで書かれる映画だけど、しみじみ味わい深い作品でした。登場人物の背景すら説明しないのが、匂わせることすらしないのが、潔い。※

 詩(だけに限らず何かを創作すること)のすばらしさとか、ちょっと大げさに言うと人を愛することの尊さとか、人生にかかる諸々を思わず考えずにはいられませんでした。

☆☆☆☆

※パターソンは海兵隊に所属していたらしいとか、中東にルーツがある奥さんとどうやって知り合ったのかとか…