ファンメイドとしてはすごくよくできてる、みたいな作品。調整能力に秀でたエイブラムスらしい仕上がりだった。(わざと)のったりのったりしたストーリーテリングとか、オールドファッションなプロダクションとか。
その一方で、全般的に各方面に配慮しすぎな感じが窮屈な印象もあって※。こういう作り方もあったか!っていうのびのびした映画が本当は観たかったんだけど。
つまるところ、エピソード4(つづく5,6も)というのは、あの時代に才能の捌け口を求めて天才たちが集結し、青春や思いのたけを全力でぶつけた、成り立ちからして奇跡的な作品であって、再来を期待するのがそもそもの間違いなのかもしれない、と思いました。あるいは物語もさることながら、(画面には出てこない)作り手たちの切実さにこそ心を動かされていたのかも。
☆☆☆1/2
※ハン・ソロとかレイアは隠し味でよかったのに、ちょっと前面に出過ぎというか、接待しすぎだったような…