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MIB3(バリー・ソネンフェルド)

 もともと移民を宇宙人になぞらえて、かつ都市伝説のパロディ風味のブラックコメディとして作られた本シリーズ。個人的にはしょーもないギャグをコンボで叩き込んでくることで脱力気味に笑わされてしまった2作目が結構好きだったので、3作目はどうなってるのかしら?と観に行ってきました。
・開巻早々トミー・リー・ジョーンズの顔に「おじいさん老け特殊メイク」みたいな不自然さがあって画面に集中できない・・・
・空港好きの僕としては、MIB本部の空港感が堪らない・・・遊びに行きたい。
・エイリアンについて、ファニーな落としどころとか気にせずに躊躇なくグロテスクなデザインを選択してしまう姿勢は好ましく感じます。
・奇矯な感じの人は実は宇宙人なんです、という趣旨で前にMJがカメオ出演してたけど、今回はガガさんだったですね。普通すぎてちょっと残念。(今作はギャグ方面は微妙に外してる感じ、が終始続きます。)
・思うに、多分「マッドメン」のヒット辺りから60年代再現ものがトレンドになっていて、最近の『PAN AM/パンナム』なんかもその流れの中にあるのだと思うのだけど、実は今回の企画はそれに乗っかってやろうというのが始まりだったのではなかろうか?
・というのも、クランクインしたのに脚本が完成していないといういつかの「リーサル・ウェポン4」みたいな状況だったらしいので、ということもあって。
・この監督は本来かなり思い切ったブラックなテイストが持ち味なので、人情話に舵を切った今回は、いささかうーむ、言うなればセルアウト的な匂いがなきにしも・・・
・しかし結末で見せるロケット発射に伴うスペクタクルは、「画で魅せてこそSF」という精神に則ったなかなか素晴らしいホラ話で、そういう意味での説得力がありました。脚本が完成していなかった割りには巧いこと辻褄を合わせてきましたね。
・今回の貢献賞は若き日のKを演じるジョシュ・ブローリンに差し上げたい。何やらせても上手い人だな。
☆☆☆1/2