インコテックスレッド:チノ

 今年はクールビズがさらに前倒しで実施され、こりゃスーツ買うよりパンツとシャツを買った方が安く済むし無駄にならないな、と色々物色しておりました。せっかくの職場用なのでパンツは(バーゲンで買うお買い得アイテム以外は)インコテックスやPT01などを買っているのだけど、なにしろ高い。何とか安く購入する方法はないかと検討していたところ、海外輸入の手があることに気づきました(靴やビデオは普通に買ってたのに、なぜか服関係には思い至らなかった・・・)。
 しかし「服はサイズが命だから通販は試着したもの以外お勧めできない」と再三つぶやいたり、書いたりしてきた私。いろいろしくじった経験もあるので、いくら安いとはいえ(大体半額!!)危険ではないか?との理性のささやきが。でも実際のサイズは既に把握しているし、ブランドのキャラクターも分かってるから大丈夫だろうと、近年オシャレ業界が推しているグレーのチノで探すことに。ところが全然違うタイプのパンツを偶然目にしてしまい、そのグラマラスなフォルムに心を奪われてしまいました。・・・いやもちろんモデルさんのような穿きこなしが無理なのは分かっているのですが、こういうのって現物以前に夢を買うものじゃないですか?というわけで気が付いたらボタンを押してたよね・・・
 さてそれから待つこと2週間弱、ようやく届いたそのパンツを見たところ、ガーン!ダメージ結構入れてあるし、ソラーロ(玉虫色)生地・・・光の当たり加減で光沢あるオレンジにもブルーグレーにも見えるというもの。所謂ダメージ加工のほつれ部分にもオレンジ着色。しかも予想以上にかなりのスキニー&テーパード。と、普段なら絶対選択しない「攻め加減」にちょっと動揺してしまいましたが、木ボタンのボタンフライだったり、裏地とポケット裏にまでブランドネームの刺繍がしてあったりと、ディテールにものすごく凝っているつくり。要はデッドストックをサルベージしてきた風。そういう実用的じゃないロマン、嫌いじゃないんだぜ・・・
 とまあ、購入自体はまずまず正解だったのだけど、どう考えても職場に着て行ったら「お前会社に遊びに来たのか!」と叱られるレベル。うーむ今回は引き分け、かなあ。
☆☆☆1/2
※ところでアメリカでの商品紹介をみたら、「職人の手仕事が光る、あなたのハンサムな週末を格上げしてくれるアイテムです!」とあって、どこの国もこういうのは同じなんだな、と面白かったです。