PHYZ(ファイズ):アイアンセット

 ゴルフのスコアが上がらないのは、自分のスキルもさることながらギアの要素もかなり大きいに違いない、ということで実は購入しておりました。(国産メーカーのクラブは割引率が低いので、入札方式のサイトでかなり安く落札。※1)「ゴルフの10打はアイアンで買える。さらに10打はパターで買える」という言葉がありますが※2、なんだかイヤらしいようですけれどもこれはかなり真実で、ギアは日々長足の進歩を遂げておりまして、クラブの進化はドッグイヤーという言葉があるほど※3。クラブの中古市場では5年前のものが二束三文というのはそのような理由によります。これは初心者がエントリーモデルとして購入する際のハードルを下げることにも繋がっているので、必ずしも悪いばかりではない。
 という訳で、どこのメーカーのものを買おうかとかなり迷ったのですが、最終的には試打での相性が良かった標題のファイズに決めました。「ファイズ」というのはここしばらく「ゼクシオ」という強力なブランドバリューを誇るダンロップのモデルの後塵を拝していたツアーステージ(ブリジストン)が、(おそらく)マーケ的にもライバルの研究を重ねて今年創設した新しいレーベルです。レッスンではゼクシオを使っているのですが、なるほど打感も良く似ている。これはよく研究してきたな、という感じ。
 さて、実際の使用感について。ゴルフ歴はようやく1年になろうかという初心者の私ですが、初心者向けといわれるだけあって非常に易しいクラブです。すごく振り抜きやすいし、多少の打ち損ねがあってもクラブが修正してくれるイメージすらあります。逆に言うと、上級者みたいなスピンコントロールや打ち分けなどは難しいのかもしれませんね(全くそのレベルにないので何とも言えぬ・・・)。
 とにかく簡単なクラブがほしい、という諸兄諸姉にはハイリーリコメンドできるモデルと言えましょう。でもまあ本当はこれだけ進化しているジャンルなので、昔のもの(僕が以前使っていたのは10年以上前のクラブ)に比べたらどこの製品もかなり打ちやすくなっているので、プラシーボ要素もかなり大きいと思われます。む!これは!と思ったら(思えるのだったら)、そこのモデルを購入するのが正解なんでしょうね。
☆☆☆☆1/2
※1 自分の好みのシャフト(カーボンのフレックスS)のタイプが出品されるまで、結構粘りました。いくら安くてもそういう部分は絶対妥協すべきではないと思います。
※2 今、思いついた。
※3 その次に思いついた。