殺しの分け前/ポイント・ブランク(ジョン・ブアマン)

 裏切られた!ウォーカーは長年の友人から持ちかけられたヤマで獲物を横取りされ、しかもそれは彼の妻との共謀であった。それから1年、復讐に燃える彼の前に重要な情報があると持ちかける謎の男が現れた・・・
 いきなりのっけから素っ頓狂な編集なのでびっくりしてたら、この映画はジョン・ブアマンのデビュー作なんでした。忘れてた。トリッキーな画作りやオリジナルすぎる語り口は鈴木清順を思わせます。しかもこの作品はリチャード・スターク『悪党パーカー/人狩り』の映画化なんですよね。普通に見てたら『ペイバック』と同じ原作と思わないんじゃないかなあ・・・リー・マーヴィンがひたすら格好よい。そういう作品です。
☆☆☆1/2