読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

RED(ロベルト・シュヴェンケ)

 アメリカでは弾けそこなってたし、事前評もあまり芳しくなく、しかも監督のフィルモグラフィも微妙(なんかもっさりしてる)・・・ということで全然期待していなかったのですが、面白かった!淀みない語り口がとにかくキビキビしてて爽快。まあ深みなどを期待する物語ではないのでそこに尽きる訳ですが、ヒロインの愛読書のようなハーレクイン的荒唐無稽(よく知らんけれど・・・)を入り口に、『RONIN』のような非情のプロ達だからこその仁義に着地する展開はなかなか。(犬死の工作員のみなさんはご愁傷さまなんだけど、まあそこはお互い様なのでね。)以下感想メモ。
カール・アーバンの個人的ベストアクトは『ボーン・スプレマシー』の寡黙な殺し屋だったのだけど、今回はそれに比肩する魅力がありました。(あのスーツ欲しい。)
・立体駐車場の銃撃戦で一瞬外観遠景からのカットが入ったり(マズルフラッシュだけが見える)、というようにアクションシーンの空間構成に工夫があってかつ的確ですね。
・ヒロインのキャラ造型が年金顧客係ということを始めとして絶妙。ここは若い子じゃないと、とか書いている人は全く分かってないと言わざるを得ないぜ・・・
・チームプレイが画づらだけでなくちゃんと機能しているところが素敵。結末の立ち位置も格好良かった。
・通常の映画作法だと、観客の視点人物としてヒロインが設定されるところだけど、この映画では「追う者と追われる者の対立劇」に「巻き込まれ型サスペンス・ラブコメディ」が間借りしているというトリッキーな形式になっていて、そこがなんだか面白かった。
・『サイレンサー』の時も思ったけれど、ヘレン・ミレンの色気はなんか・・・スゴイ。
☆☆☆☆