インサイド・マン(スパイク・リー)

 作家主義的な視点から語られることが多いスパイク・リーが、ど真ん中の娯楽作を撮ったら?でも映画作家的な匂いは残しつつ、みたいな企画だったのでしょうか。要はスティーブン・ソダーバーグのフィルモグラフィでの『アウト・オブ・サイト』みたいな位置づけで。ともあれ、色々な意味で踏み込みが浅いというか不完全燃焼感がありましたね。面白かったけど。
☆☆☆