Conclusion(Jan Lundgren)

 ヤン・ラングレンのジャズトリオ初リーダー作。実は随分前にワゴンセールで偶然手にして、聞いてみたらあまりに素晴らしかった、というアルバムです。(これだからワゴンセールも侮れない。)ネットで調べてみたら、実は知る人ぞ知る名盤でした。僕はあまりインプロヴィゼーションものやアバンギャルドなスタイルが好みではなくて、でも所謂「喫茶店」でムード音楽として流れているようなメロディ主体のピアノ・ジャズも好きではない、という、間口が広いようで意外とストライクゾーンが狭い趣味なのです。
 ところが、そういう自分の趣味にど真ん中だったのがこのアルバム。個々の曲ももちろん良いのだけど(1曲目の1音目から持って行かれそうになる!)、全体を通してのトーンが実に心地よい。「自分クラシック」的な定番になりました。
☆☆☆☆☆ 

 さて、その割りにラングレンのほかのアルバムは聞いてなかったな、と別の作品を聞いてみたのですが・・・(続く)