ウェディング・クラッシャーズ(デヴィッド・ドブキン)

 コメディは大雑把に分けて、ディテールから詰めていってクスリとさせるタイプと、ゴリゴリ力押しに笑わせるタイプがあると思うのだけど、この作品には両方の要素がバランスよく配分されていたように思う。脚本家は腕があるなと感心することしきり。ウェルメイドな落としどころを狙っている映画でも、力押しの勘所を間違えると残念なことになるから(『ミート・ザ・ペアレンツ』とかね・・・)。
 それにしても(出演はほんの少しだけど)ウィル・フェレルの破壊力がすごい。出てきただけで笑える。でもやっぱり、日本で一般的な人気をとるのは難しいタイプなんだろうか・・・
☆☆☆1/2