セブンソード(ツイ・ハーク)

 ツイ・ハークの黒澤ゴッコここに極まれり。フィルモグラフィでいえば『ブレード』の雰囲気に一番近い。けれども原作の端折り方の方針が意味不明のため、展開が支離滅裂。だんだんダリオ・アルジェントの域に近づいてきた。でも嫌いになれないなぁ・・・

 主演を兼ねているラウ・カーリョン、それと熊欣欣のアクション監督の功績がもちろん大きいけれど、これぞ武侠映画!という大立ち回りが素晴らしい。それだけで満足でした。(そうそう『無限の住人』の影響を感じさせる刀剣デザインや衣装なんかもグッとくる出来でしたよ。)

☆☆☆☆