くつろぎの時間のBGMにジャズの適当なコンピレーションアルバムがほしい、けれども「リカード・ボサノヴァ」とか「クレオパトラズ・ドリーム」みたいにベタなのはちょっと・・・、でもゴリゴリにマニアな曲じゃよく分からないしなぁ、という見栄っ張りな層(=『エスクァイア』読者)にど真ん中なコンピ。
でも、そういう客を指して「クリエイティブクラス」と称するセンスはちょっといかがなものか?前々から思っていたけれども『エスクァイア』のキャッチというかネーミングセンスって致命的ですね・・・なんか踏み込みの浅さが仇になってるというか。
内容自体は先に書いたように、定番でありながら割りと渋めのチョイスでいいさじ加減。「ブラジル」や「枯葉」がフックとして効いてる。(ところで「ブラジル」にも色々バージョンがありますが、ジョビンがサウダージとしか形容しようがない絶妙なカバーをしております(『Stone Flower』収録)。機会があったらぜひ。)