カンディダ・ヘーファー

 ドイツの女性写真家Candida Hoferの「In Ethnographischen Sammlungen」を購入。最近いくつかの雑誌で取り上げられているのを見てアマゾンで衝動買い。無人の公共施設を特異な感覚で切り取るベッヒャー派の才人、とのことで、この本はそのベスト・ワークス的な意味合いの写真集。

 写真集の世界に関しては、釣りに例えると「撒き餌なしでフカセ釣りに臨む」(分かりにくい例えでスイマセン)くらいの素人なので、不明を承知でお尋ねしたいのですが。

 これってカタログですか?それとも写真集ってそういうものなんでしょうか?

 あとどこらへんが面白いのですか?

 やっぱり写真家というのはプリントされた写真を見てもらってなんぼ、であって、写真集というのは文字通りのカタログなのかもしれないですね。考えてみたら、絵画の写真集を見たとしても(サイズからして違う)オリジナルを見た時の感動には到底及ばない訳で。

 あと個人的な好みとして、写真(特に風景写真)は旅情をくすぐられるようなものでないとピンとこないというのが大きいかもしれない。